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〒874-0903 大分県別府市野口原
京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設

立地Location

地球熱学研究施設の立地

中部九州と別府−島原地溝

 別府湾から九重・阿蘇を経て島原半島に至る中部九州には,延長約200km,幅20〜30kmにわたる地溝状の構造が追跡されることが指摘され,「別府−島原地溝」と命名された. 地溝内には,火砕流の脅威を世に知らしめた雲仙岳やマグマ性物質の定常的な放出が行われている阿蘇山・九重山など、多くの活火山が存在し,それらと密接に関係する活発 な地熱温泉活動があちこちに展開する.
 別府−島原地溝の成因については,マグマの活動に由来する垂直運動を重視した隆起・陥没とする見方や構造線の右横ずれ運動を重視したプルアパートベースンとする考え方 などがあり,未解決の問題である.しかし,いずれにせよフィリピン海プレートの沈み込みが,この地域のテクトニクス,さらには火山・地熱現象に大きな影響を与えている ことは間違いない.

別府温泉

 別府温泉は,別府−島原地溝の北東端に位置する日本でも最大規模の地熱温泉地域である.標高1,000mを超える鶴見火山群から海岸に至る東西約5km・南北約8kmの範囲に,地熱 温泉活動が展開している.北縁と南縁は、それぞれほぼ東西に走る断層によって境され,中央の陥没帯は、背後の山々から流出した土砂で埋められた扇状地である.掘削された 温泉井は約3,000口,流出する温泉水と蒸気の量は1日あたり約5万トン,熱量は約350MWに達する.高地部では蒸気や熱水が噴出し,低地部では様々な泉質の温泉が湧出する. このように,1つの地域内で活発な地熱活動から多様な泉質の温泉までが一望のもとに観察され,しかも,それらの分布状態に規則性のあることが別府温泉の特徴である.

阿蘇火山

 阿蘇火山は,別府−島原地溝のほぼ中央に位置し,東西約18km・南北約24kmの楕円形をしたカルデラと東西に並ぶ十数座の中央火口丘から成り立っている.阿蘇カルデラは,約 30万年前から始まった4回の大噴火によって形成されたと考えられている.その中でも,最後のAso-4火砕流(7〜9万年前)は,現在のカルデラ地形の形成に大きな影響を与えた. その後,カルデラの内部に流紋岩質〜玄武岩質の幅広い構成を持つ溶岩が噴出して中央火口丘が形成され,現在の姿となった.有史以後は,中央火口丘の中岳のみが主にストロ ンボリ式噴火活動を繰り返しているが,溶岩流出を伴う大噴火は記録されていない.



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